瘢痕型脱毛は、毛包が破壊されてしまうと再生は不可能

薄毛や抜け毛の症状が病気の兆候である場合もあります。
また病気などが原因で毛髪を作り出す、毛包そのものが破壊されてしまって、髪が生えてこなくなるという症状もあります。
これを瘢痕型(はんこんがた)脱毛症と言います。

 

育毛剤などの宣伝で『毛母細胞を活性化する』というフレーズを目にしたことのある方は多いでしょう。
この毛母細胞は毛包の中にあります。
なんらかの原因でこの毛包がなくなると、毛包があった場所には瘢痕(傷跡のようなもの)が残り、毛髪は生えてこなくなってしまいます。

 

原因となるのは、瘢痕性毛包炎や禿髪性(とくはつせい)毛包炎などの毛包が化膿する症状の他に、熱傷や外傷、腫瘍の跡や放射線治療、感染症などが挙げられます。

 

瘢痕型脱毛が起きている場合は、脱毛の症状を改善するまえに、原因となる疾患を治療するのが先になります。
残念ながら、外傷や熱傷などで瘢痕ができてしまった部分には毛包は再生できません。
ヘアスタイルや、ウィッグなどでうまくカバーする方法を考えるとよいでしょう。
美容院で相談すれば、上手にカバーするヘアスタイルを提案してくれるでしょう。

 

瘢痕型脱毛の症状は原因に気づきにくい場合も多いようです。

 

もしかしたら、抜け毛の症状が病気の兆候であるかもしれません。
部分的な抜け毛が起こって、原因が分からない…という場合は早めに病院の診察を受けるようにしましょう。

 

瘢痕型脱毛症は放っておくと、抜け毛の範囲が広がってしまうものもあります。
毛包が破壊されてしまうと、再生は不可能ですから、1日も早く検査、治療を受けて症状の進行を食い止めることが大切です。